早く死んでレスラーになりたい。

早く死んで、(生まれ変わってプロ)レスラーになりたいということです。大丈夫です。

グレイテスト・ショーマンを観たよ

グレイテスト・ショーマンという映画を観にいってきました。

 

俺は今のバイト先の店長にかなりお世話になっており、昨日も仕事終わりに飲みに連れていってもらって、2人で飲み食いしたものを全て奢ってくれた上でタクシー代をくれるという小たけし軍団のようなことになっていたのですが、そのお金をまんまとバルト9につぎ込んでレイトショーへとしけこんだわけです。

 

映画をあんまり見ないくせに映画をたくさん見ているような顔をして生きるのが得意なのですが、去年見た自慢できない本数の映画の中で1番面白かったのは"ローガン"でした。なので、両拳の爪で敵を惨殺しまくっていたヒュー・ジャックマンが、いい父親として、或いは夢見がちなショーマンとして周囲とわいわいやっているのを見るといつ誰が体を刺し貫かれるのか気が気ではなかったのですが、それはそれとして普通に面白かったです。1800円払って1800円分面白かった。そういうの疲れなくて、いい。

 

内容は、ベタに、多様性のことや色々な個性を受け入れることの大切さや人間はみな自分のふさわしい居場所さえあれば輝けるんだってことや平等のこととかを言ってるんですが、なんか娘がバレエ団でちょいといじめられてたこととか、嫁の両親との不和とか、色々最後までおきざりにされてたのは気になりました。でもそれも「お、いまからその辺掘り下げそうだぞ?」みたいなとこで「ハイ次!」的な、そんなとこは別にいいんだよ!みたいな、「そこやってる時間あったら歌って踊るのに使うわい」という、腕力でガンガン話を進める感じがして、好感度高かったです。そういう映画好きなんです。

 

映画に限らず、何かの作品を見てて「腕力」としか言いようのない力を感じることありませんか。小説でも漫画でもお笑いでも、色々細かいことを全部ぶっ飛ばして気にならなくしてくれる「腕力」という力。その腕力がすごく強かったり、もしくはステータスに腕力を全振りみたいな作品が大好きで。漫画だったら柴田ヨクサルの作品とか。お笑いだったらもちろん虹の黄昏さん。まぁこの映画は「お、君ベンチプレスけっこう上げるねー!」くらいの腕力なんですけど。

 

最後、娘の1人が結局バレエ団で上手くいってる横でもう1人の娘が満面の笑みで木をやってたのがすげえ面白かった。それでいいならいいんだろうね。

 

俺は腕力ないんでこの記事の面白さもこんなもんです。鍛えていきます。

 

 

追加:中盤に出てくるリンドの「夜空の星を手に入れても私は決して満足できない〜」みたいな歌ものすごくよかった!あれはすごい。カッコよかった。